Summer Sonic 2013 Day 2
一旦帰宅しての、2日目。
ももクロ
朝一なのに大人気、後ろ方でもかなりの盛り上がり様。唯一マウンテンのステージに立つことを許されたアイドルと、BABYMETALを意識したかのような発言も。昨年より完成度が高いが、一方で、昨年のほうが勢いを感じた。アイドルを続けるのは難しいなのだな、とも思った。
Capital Cities
西海岸のおっさんエレクトロポップ。
最後の曲はEDMぽかったけど、基本はツインボーカルの西海岸おっさん爽やかエレクトロポップ。
トランペットも入っていて、ゆるい中にも熟練した味がある。そしてきっちり踊れる。期待してなかったけどこれは良かった。
Willy Moon
50年代のロックの現代的な解釈。
最初本人のみ登場。ギターのみで歌う。最後の Yeah Yeah はテープ使ってたけど、それ以外は、ギター、ベース、ドラムのみ。そのバックのねーちゃん二人がみょーにエロい。シンプルかつプリミティブながら、スタイリッシュであることにこだわりを感じたステージだった。
THE ROYAL CONCEPT
ちょっとしか聞かなかったが、わりとビートがしっかりしていてYou Tubeで見たよりいい印象だった。
Capital Citiesのトランペットの人がゲスト参加していた。
でんぱ組.inc
ドラマ「最高の離婚」出演でも有名になったでんぱ組.inc. なかなか勢いがあるようで、客も思ったより多く、熱心なファンも多かったようだ。サマソニ客向けに、例のSabotage(もちろん Beastie Boysの)のカバーも演ったけど、ヒドいね、これ(褒め言葉です)。
オタクであることは強調されていたけど、それはある意味都会的と言うことでもある。その地域性と言うか局所性が話題になりがちだけれど、アキバは都会だし、都市ならではの文化の一つの象徴、と言う気もした。
9nine
強烈な個性は無いけれど、日本的なアイドルダンスミュージックとして王道を行ってる。やはり都会的で洗練されているし、ちょっとアダルトな感じのダンスもいい。
川島海荷がいる事だけが売りかと思ったら、なかなかどうして侮れない。
クラブイベントに出て欲しい。あと、少女時代みたいに楽曲的にもう少し個性があると完璧かも。
リンダIII世
本日の個人的本命。群馬出身日系ブラジル人ユニット、活動の中心は群馬県内のヤマダ電機、曲のスタイルは日本じゃあまり知られていないバイレファンキ。あらゆることが特別、だけど、ちゃんとアイドルとして成立している。
マシュ・ケ・ナダをポルトガル語で歌っていたけど、これがなかなか良かった。途中サンバのステップ踏んでるし、あたりまえだが、彼女たちはホンモノなんだな、と。eZ zoo は曲もステージングも良くできている。
9nineとリンダIII世なら、クラブで掛けてもイケると思った。しかし、ポルトガル語で歌うアイドルって何とも10年代的だよな。
The Smashing Pumpkins
今回唯一のマリンステージで見たアクト。残念ながらマリンの音が悪くて、彼らのラウドにして繊細な音はあまり堪能できなかった。途中からアリーナにどんどん人が増えていくのが見えるのがちと悲しかった(次はミスチル)。
Cyndie Lauper
ちょっと見ただけ。いろいろ語っていたけど、通訳ちと何だった。ま、いろんな意味で凄いとは思った。
John Spencer Blues Explosion
彼らは最高のライブバンドの一つだと思う。さほど彼らのスタイルは好きではないし、アルバムも1st一枚しか持っていないのだけれど、ライブは3回ぐらい聞いていると思う。
ソリッドでタイトで音の塊が迫ってくる。ずっと踊り続けていた。
今回は前回のサマソニ以上にアグレッシブな演奏だったと思う。最高。
Earth, Wind & Fire
特に思い入れはないのだが、小学生だった70年代に(なんとなく)聞いていた曲を10年代に始めてライブで聞くとは、当時想像だにしなかった、というか、その頃まで生きてるの?と思っていた。長生きはするもんだなぁ。(Cyndi Lauperもだけど。)
Philip Bairey は衰えたとはいえ、味のある歌声だった。全体的に熟練した、だが枯れてはいない、いいステージだった。
Johnny Marr
世代的にはど真ん中なんだけれど、当時The Smithsには全く興味がなかったので、最後の方をちょっと聴いただけ。だけど、意外に良かった。
There is a light that never goes out を最後に演っていた。改めて聴くとなかなか良い曲だと思う。そして、ギターに味がある。歌わずにギターに専念すればいいのに、と思わなくもなかった。
Two Door Cinema Club
ちら聞きしただけだか、相変わらずいい。PSBと被って無ければ聞いたのだが。
Scott & Rivers
ちょっと聞いただけだが、J-POPのカバーを日本語で歌ってみたり、MCも日本語で何とも微笑ましかった。
Pet Shop Boys
今回はちゃんと聞いてみた。音響はだいぶ改善されたようだった。
ニールとクリスの他に、ダンサーがいて、割と「アート」な雰囲気のステージだった。プロジェクションマッピングのような、新しいテクノロジーは使っていなかったが、なかなか凝った演出で面白い。
ニールの声は昔とあまり変わっていないよう、懐かしい。おっさん向けとしてはなかなかいいステージだったと思う。