ジャパン・ビア・フェスティバル 2006 in 横浜(まとめ)

ずいぶんとひっぱったビアフェスねただが、最後に全体的な印象などつらつらと書こうと思う。

  • 今回、有名どころを中心に飲んだとはいえ、今回初出品のメーカが多かったこともあって、初めてのビールも多少は試してみた。美味しいものももちろんあったのだが、地方のさほど知られていないビールには、これはどうかな?と思うビールも若干あった。地ビールブームも去り、美味しくないビールはだいぶ淘汰されたように思うが*1、観光地の地ビールには、まだ生き残ちゃってるものもあるんだなぁ、という印象。そんな、出品者は、このイベントに参加して、他のレベルが判ったと思うので、質の向上をお願いしたい。観光客にとっても地ビールは既に珍しいものではないし、昔の不味い、観光地の地ビールでこりている人も少くないはずだ。今はよくとも、経営を長く続けるためにはリピータがつくようなものでなくてはいけないのは、明らかだ。こんなことは私が言わなくても出品者の方々は重々承知とは思うが。*2
  • 名の知れたビールには美味しいビールが多かったのだが、一方で、ホップを効かせ過ぎかな?というビールも多かった。私の体調でそう感じたのかもしれないが、味をしっかりさせるために、ボディを強く、そして必然的にホップの使用量も多くなった、ということだとは思う。また、日本のナショナルブランドのビールとの差別化、というためには、そういう方向性も有るとは思う。しかし、地ビール間の差別化という観点では、どうなんだろう?そんなに皆同じ方向を向いてしまうのはいいことなのだろうか?、という気もする。すでに、そういう傾向も見られるけれど、エールならば、他のスパイスも使うベルギー風だとか、ピルスナーでも副原料に一工夫するなど、まだまだ、方向性はいろいろあると思う。*3

*1:美味しくても淘汰されちゃったものもあるし。

*2:偉そうですみません。

*3:リアルエールというのも良いけど、流通や販売時の管理の点で難しい面もあると思うんで、これはメーカの体力があるところでないとできないんだろうな。