LXU-OT2 その後

前回 Stereo 誌の付録の DAC LXU-OT2 の改造の話をしたが、その後もすこし手を入れたので書いておく。
カップリングコンデンサは変更ないのだけど、デカップリングコンデンサ等はちょっと変更した。

コンデンサ
C2: OS-CON (SEP) (470u/16v)
C3: UTSJ (Jovial) (220uF/16v)
C4: OS-CON (100u/20v)
C6: OS-CON (220u/6.3v)
C7: OS-CON (220u/6.3v)
C11: ? 220pF
C18: OS-CON (47u/10v)
C30: OS-CON (SEP) (82u/16v)
C33: OS-CON (100u/10v)
C37: OS-CON (SEP) (82u/16v)
C87: OS-CON (47u/10v)
追加:ヘッドフォン端子の手前: WIMA (?) Film 0.1uF

○可変抵抗
LINKMAN RD925G-QA1-A203 (20K A)

最初C4は UTSJ (Jovial) (470uF/16v) にしたのだけれど、なにか高域が濁るような気がした。そこで、同220uFにしてみたところ、濁りはとれた。容量が大きいのがよくないのか?それとも470uFがよくないのか?さらに、低 ESR の UTWRZ (470uF/16v)にしてみたところ、あまり変化はない。UTSJ (2270uF/16v) にしたところ高域がスカっと聞こえるようになった。
その後、その外のコンデンサの変更に合わせ、OS-CON (100u/10v)にしたところさらにスッキリした印象だった。
その後、C33に使っていたOS-CON (100u/20v)を移しかえた。10vとは特に変化は感じない。
さらに実験のため、UTWRZ (470uF/16v)を基盤の裏に並列に繋いでみたのだが、これもあまり変化を感じない。結局 ESR はあまり関係なく、470uFという容量が問題だったのかもしれない(共振でもおこした?)。L2のおかげで、C4 の ESR が DC/DC コンバータに与える影響は小さいような気はする(自身なし)。

結果としてバカの一つ覚えのようにOS-CONを使いまくっている。当初、デカップリングコンデンサには基本 UTSJ を使っていたのだが、試聴の結果、殆ど変更してしまった。特に、C30, C37 の OS-CON (SEP) (82u/16v) は音のクリアさに効いている、ような気がする。同じシリーズを使ったほうが効果を理解しやすいというのもある。とはいえ、UTSJだけでも結構いいんじゃないか、という気もしている。もう一個LXU-OT2が手に入ったらやってみてもいいかな。

フィルムコンは効果の程は不明。これは、当初のルールを破って(?)基板の裏に取り付けた。とはいえ、ケースには問題なく収まった。

音は大分良くなった気はするが、まだ、ロックとかで、スネアやハイハットが歪むような気もしないでもない。(元々歪んだ音の場合、さらに歪むように聞こえる。)オペアンプの発振対策をすればよいのだろうか?MC34063aの発振対策?その外の問題?それとも気のせいだろうか?

ともあれ、測定器を用いずに、聴感だけをたよりに、改造するのは、方向性がさだまらず、なかなか難しい。だが、測定器買うのはハードルが高い。

試聴がてら

Holy Fire

Holy Fire

を聞いていたのだが、これ、Interpol っぽいね。(さらに言えば Joy Division っぽくもあるのだが。)