6日目

朝食を済ませた後、徒歩でDam広場、シンゲルの花市(Singel Bloemenmarkt)、ムント搭(Munttoren)経由で、国立博物館(Rijksmuseum)へ。Rijksmuseumは改修中で南館だけで開館している。以前来た時*1よりも展示数もかなり限られていたが、それでもVermeerやRembrandtなどは当然展示してある。妻にデルフト焼きも見せることができた。
その後、オランダならでは料理ということで、近くのPannenkoeken屋(たぶん Pancake Corner B.V.)で、妻はリンゴと苺のPannenkoek、私は、Erwtensoep。どちらも意外に(?)おいしかった。
昼食の後は、何度かアムスに来ているのに行ったことがなかったHeineken Experienceへ。正直、ビール博物館というより、Heineken社、いや、Heineken家の自己宣伝施設の色が濃く、ちょっとどうかと思う展示*2もあったけれど、Brew Uなんて、ビールの醸造工程を、自分が原料になった視点で学べる、楽しいアトラクションもあって、わりと楽しめる(ビールマニア向きではないけれど)。ちなみに、展示自体は、オランダ語ではなくすべて英語!ちょっとビックリ。試飲は、見学コースの途中で解説付きで一杯、終ってから1杯(Extra Coldも選べる)。グラス等のおみやげに名前を刻印してくれるサービス(有料)があって、わりと人気だった。(そういや、先日のビアフェスでも似たようなことやってたっけ。)
現地で飲むHeinekenは、さらに軽い印象だった。麦ではなく、酵母でもなく、ホップがキャラクタを決定付けているような感じ。
その後、Museumpleinに戻り、ゴッホ美術館(Rijksmuseum Vincent Van Gogh)へ。Avant-gardes '20 | '60という特別展をやっていて、悪くなかった(特に20年代)。
Goghは、個人的にはあまり興味のない作家なのだけれど、実物を見ると、確かに絵から力を感じる。そして彼には我々には見えないものが見えていたようにも感じる。勝手な想像だけど。
その後、ブラウンカフェかグランカフェで軽く夕飯を取りつつ飲もうと思い、有名なブラウンカフェCafe Hoppeを目指すが、あまりにも混んでいたので、隣のグランカフェCafe Luxembourgで鴨やサラダを食べる。「二人でメインディッシュ一品注文して、それをシェアしてもいいか?」と聞いたら「いいよ」、とのことだった。これなら日本人でも安心。店員の対応もいい。ビールは、Brigand IPA の生と、Wieckse Witte。ヒューガルデン系の味。他のカフェでも良く見たが、夏のベルギー・オランダは白ビールにレモンを添えるのがメジャーなようだ。BrigandのIPAは、最近の日本の(アメリカの?)IPAと違い、ホップを効かせすぎてない感じで、普通のPale Aleと言われても納得してしまうような傾向の味だったけれど、とても美味しいものだった。そして、ベルギーでもIPAと称して(オランダで)売ってる生ビールがあることに、ちょっと驚いた。鴨も意外に(といっては失礼だけれど)美味しかった。オランダって、そんなに飯旨かったっけ?
その後、ホテルに戻る。ベネルクス最後の夜だ。

*1:その時、既に改修が始まっていた。

*2:Heineken社の歴史など。