日曜日、いつみても波瀾万丈黒川紀章を見る。
日テレは彼の病状を知っていたのだろうか、収録は8月だったそうだ。

内容は、日テレらしく下世話な話が多かったが、彼の人生がなかなか面白かったのも確か。
例の若尾文子を「バロック」に例えた時の映像も流れた。うーん、味わい深い。彼の秀才ぶりがある意味良くわかる:-p)。それにしてもこの時の若尾文子、もう若くはないのに、すごく綺麗。でも、彼女の美しさはバロック

国立新美術館黒川紀章展を見たとき(id:tearus:20070204#1170601235)、その内容の一部にあきれた。選挙での彼の行動にも笑った。が、その時、既に彼が自らの体のことを知っていたとすると、すこし評価も変ってくる。
彼なりに、最後にやりたいことを、やりたいようにやったということなのだろう。黒川紀章展の展示の傲慢さと幼稚さ*1、選挙での奇怪さも、まぁ、彼の業績と突然の終わりを前にすると、許せる気もしてきた。
でも、彼の建築はそんなに好みではないんだよね。:-p)

*1:でも、これってタチ悪いよな。