新日の基(2F)

http://gourmet.livedoor.com/item/500/i21196329/
某友人と飲み会しようという話になって、その友人が、「知合いのダンナがやってる良い居酒屋が有楽町ガード下にあるよ」、と紹介してくれたのがこの店。
ガード下の純和風、というか昔ながらの居酒屋なんだけど、この店、ちょっとだけかわったところがある。店長がイギリス人なのだ。それでもってギネスが飲める。

以前なにかの雑誌で読んだことがあるのだけれど*1、なんでも、店長のアンディーさんがイギリスで知り合って結婚した奥さん*2が、たまたまこの店の店主の娘*3。で、日本にやって来て奥さんの実家の家業を手伝うことになったそうな。

しかも、話はそれだけで終らなくて、その奥さんという人も、私が始めて入ったメーリングリストのアクティブなメンバーだったことがあったそうで、多少は私と直接の関係があったようだ。あらためて世の中狭いと思うことしきり。

火曜日という、どう考えても居酒屋日和じゃない日に行ったにもかかわらず、席は満員。しかも、外人率高し(3割ぐらい?)その辺のリーマンオヤジとガイドブックを見て来たらしい白人ギャルが隣のテーブルで刺身や焼魚をつついてる図というのは、ちょっと他では見られないかも。店員さんも、まぁ、諸事情があるんだろうけど、インターナショナル。

魚にはけっこう力を入れているそうで、築地で買いつけたという刺身も焼魚もなかなか美味しかった。そして驚かされたのだが、鰤の照り焼きや秋刀魚の塩焼がギネスに非常に合う!
ギネスが白身魚に合うことは言わずもがなだけど、醤油味の照り焼きや青身魚にこんなに合うとは思わなかった。
そのギネスも非常にコンディションが良く、それだけでも十分美味しかったのだけれど(下手なパブより美味いと思う。)

値段も安いし、料理も美味い、場所も有楽町のガード下。フツーにオヤジリーマンにとってフツーに良い店。そして、外人サンにとっても、英語は通じるし、それでいて純粋な庶民的なニッポンというものを存分に楽しめる。人気なわけだ。

(実は行ったのはずいぶん前なのだが。ま、なかなか良い店だったので思い出しつつ書いてみた。)

*1:それでちょっと前から気になっていた店だった

*2:某友人の知り合いのことね

*3:ということで、もちろん日本人