Dharmasagara

http://r.gnavi.co.jp/g981500/
東銀座の南インド料理店。わりと小さい店で、シンプルでおしゃれな内装。照明をもう少し落すと、まるでカフェバー。だが、南インド料理店。
料理は、食べなれた(北)インド料理とは、大分趣きの違う。辛いことは辛いのだが、かなり洗練された味。油は少な目で、ふんだんな野菜の使い方に特徴がある。全体に味と香りのバランスの良い、上品な味の皿が並ぶ。野菜のカレーとタマリンドライス、そしてスパイシーでつまみにもってこいの、インド風サラダが印象的。

飲んだ酒は、キングフィッシャー(たぶん)、フレシネ コルゴン ネグロ(たぶん)、と名前を忘れたのだけれどインドのウィスキー。
キングフィッシャーはインドで一番売れているビールだそうだが、だからといって没個性ということはない。味は軽いが特徴的な香味がある。
ウィスキーは甘く、華やかなエステル系の香りがあり、食後に飲むのには良い。
他のメンバの頼んだラムなどもちょっと飲ませてもらったが、どれも甘く華やかな香りという点では共通する。
インドの酒は香り重視なのか?

なお、Dharmasagara とは、サンスクリット語で「仏法の大海」の意味だそうだ。運営母体はチベット密教美術の多羅庵(有限会社 ディーディーズ http://www.didisworks.com/ )とのこと。南インドなのに仏像が飾ってあるのはどういうこと?と思ったら、そういうことのようだ。

僕らは仏法の大海の中で酒を飲み肉を喰らう。人生というセッションの中で繰り返される殺生。仏法の大海は深く、祈りの中で些事は飲みこまれ、泡のように消えゆく。これが、大乗!
ってことなのか?(なんのこっちゃ...)