ペヤング 新旧比較

6月8日にペヤングソースやきそばの販売が再開されたので、旧版は既に賞味期限切れではあるが、新旧を食べ比べてみた。
(旧版: 賞味期限: 2015.5.19 V50F 13:07, 新版: 賞味期限2015.11.26 J57E 08:06)

既に良く知られているが、新版は最近の他のカップやきそば同様、発泡スチロールのパッケージにアルミ複合材のフィルム(湯切り穴付き)のものとなった。外装フィルムに旧パッケージを模した印刷がしてあり、ペヤングのあの独特の外観をあまり変えないよう工夫されている。(解決方法は違えど、カップスターを思いだす。)


標準栄養成分表には特段の変更はないが(以下、左が新版)、

成分表示には微妙な変化がある。

外装フィルムを取るとこんな感じ。新版は実に最近のカップやきそば然としている。

旧版のほうが整然と内袋が収められていた。内袋には見た目の変化はない。

麺の見た目はあまり変わらないが、旧版のほうが、やや焦げ色がついた箇所があったり、やや縮れが強いようにも感じる。

細かくなった麺を、そのまま少し食べてみたが、あっさりした新版に対し、やや香ばしさや酸味を感じた。このへんは経年劣化の影響がよくわからないため、なんとも言えないところではある。
麺の重量は公称90gのところ、旧版が実測107g、新版が116g。これは誤差の範囲だろうか。


さて、新版に湯を投入した後、90秒後に旧版に湯を投入してみた。以下、両者には90秒のタイムラグがあるが、同様に作成、試食してみた。
まずは、湯切り後、麺だけ食べてみると、旧のほうがやや揚げた感じを強く感じる。これは油が劣化したせいかもしれないので、よくはわからないが、こちらのほうが香ばしくも感じる。

新版にソースも混ぜ食べてみる。ペヤングの味がすることに安堵する。
しかし旧版も同様に作成し、比較してみると、いろいろ違いもある。

まず、新版は麺がやや細い印象。戻し時間も同じにしたつもりだが、やや麺が柔らかめに仕上がったような印象もある。ただ、湯切りはこちらのほうがうまくできたようではある。味はややあっさり。

旧版はパッケージのせいか、やや湯切りが甘くなってしまった。麺はやや硬く存在感がある。ウェーブもこちらのほうが強いか?ソースもこちらのほうが、酸味と胡椒の辛さが強いように感じる。
麺の揚げ感と相まって、こちらのほうがややジャンクな印象。
正直、個人的には旧版のほうが好みではあったが、これは食べ比べたから分かったことで、その差は微妙ではある。
新版のほうが、特にソースの味が「まろやかぁ〜」に感じたが、さほど厳密な比較をした訳ではないので、より舌の肥えた方の意見も聞いてみたい。
ただ、ペヤングは、パッケージも含め、昭和なジャンク感が他のカップやきそばとの大きな差別化ポイントであったため、全体にジャンク感が減ったことが否めないのはやや残念。
とはいえ、あのペヤングが帰ってきたのは喜ばしいし、「だばぁ」できないなど、作りやすくはなっているので、好意的に捉えたい。今後もちょくちょく食べるんじゃないかと思う。

一つ気がかりなのは、超大盛りがどうなるか、だ。超大盛りはあの旧版のパッケージならではのような気もするので、復活するのか?するならどういうパッケージになるのか、今後注視していきたいと思う。