湯布院

tearus2008-05-13

GW前半は湯布院、阿蘇、熊本ツアーを敢行。
表の目的は、今は亡き義父の出身地である阿蘇を尋ねるというものだったが、裏の目的はもちろん地ビール。湯布院には、ゆふいん麦酒が、阿蘇には阿蘇ビールがある。(湯布院と阿蘇の途中の久住には、久住高原ビールなんてのもある。)ビールの嫌いな妻には悪いが、ブルワリレストランで新鮮なビールを頂こうかと。

羽田から大分空港に入りレンタカー(三菱コルトだった)を借りる。高速道路で湯布院へ。平日だったとはいえ、高速道路は空きまくり。まずは、湯布院御三家の一つ山荘無量塔の経営する美術館Artegioへ。小さな美術館だが建物も展示も悪くない。「中国の現代美術」展(2008/02/20-08/31)をやっていたが、個人的には、常設が面白かった。展示スペースの隣には、ちょっとしたライブラリがあり、おもしろそうな美術書が置いてある。無量塔で連泊する、なんて、優雅な旅ができたら、ここでゆっくり美術書を眺めるのもいいかも。

Artegioのレストランもお洒落で良さげだったが、昼食は、この日の宿、ゆふいん山水館併設のゆふいん麦酒館へ。料理は1200円のバイキング。味は、まぁまぁといえばまぁまぁだけど、値段を考えると納得の内容。ビールは、ゆふの豊純という名の淡色と濃色のヴァイツェンと、ゆふの香りという名のエールと、スタウトの4種類。なんとピルスナーがない!
この中で、淡色ヴァイツェンとスタウトとエールを飲む。全体的に軽めの味で、特徴も少ないのだが、オフフレーバなど無く、悪くないビールだ。最近、ロティズハウスやら箱根ビール蔵など、ハイレベルなビアレストランに行っているので、それと比べるとちょっと酷だけど、ビアレストラントしては、悪くない。
ただ、このゆふいん麦酒館、ランチ営業のみ。4種類のビールが飲めるのも昼だけ(ホテルのロビーでは、淡色ヴァイツェンとエールは飲める。)。夜は人が入らないということか。ちょっともったいない気もする。

ビールを楽しんだ後は、由布院駅から金鱗湖方面へ散策。お土産屋があつまった通りは、ちょっと楽しい雰囲気。旧軽井沢にちょっと似ているけど、それより落ち着いている感じ。金鱗湖は湖とついているけど、実体は小さな池だ。ただ、湧き水が湖底から湧き出ているそうで、とても水が奇麗。小さいながらもなかなかな佇まい。
魚や鴨や白鳥が愛らしい。

ひととおり金鱗湖を散策した後、近くのシャガール美術館に入ったが、これはあまりおすすめしない。
その後は、御三家亀の井別荘の庭を散策。天井桟敷という喫茶店でコーヒー。クラシカルな家具に内装。ここもとても良い雰囲気だ。コーヒーの味も悪くない。おすすめ。
次は、九州自動車歴史館に向う。観光地にこの手の自動車博物館というのはよくあるけれど、その多くは、地方のお金持ちが自分のコレクションを公開しました、ってノリのものが多くて、あまり関心しないのだけれど、ここは規模は小さいながら、なかなか展示が良い。オーナが趣味の良いエンスーなんだろう。
T型フォードやオースチン7といった、この手の博物館の定番の外に、オート三輪が何台もあったり、走行可能でナンバー付なボンネットバスなんてものもある。
ショップ兼喫茶室には、売りものじゃない60年代後半からのカー・グラフィック誌が置いてあったりして、ちょっと興奮して見いってしまった。(時間がなかったので、あまり見られなかったが。)
ショップの品揃えも、趣味がよく、レアそうな日本の古い車のプラモデルや、趣味のいいミニカー、戦後の自動車の写真集*1

*1:帰宅後、amazonで調べて買おうと思ったのだが、それらしき本が見付からない。。。ちゃんと書名を覚えておけばよかった。。。)等、正直飛行機じゃなきゃ買って帰りたい品がちらほら。 ここ、車好きの人にはおすすめ。 その後、酒屋で久住高原ビールを買ったり、札幌在住の友人へのイヤゲモノとして、駅前の土産物屋でまりもっこりを買ったりしつつホテルに戻る。ホテルの部屋はなかなか豪華で、景色も良い。良いホテルだ。 ホテルでの夕食は、なかなか凝っている豪華な和食だった。会場は、個室。部屋食よりは、この形式のほうが良いかも。ビールは、ゆふいん地ビールのエールが飲めた。(結局、濃色ヴァイツェンは飲みそびれ。)その外、九州らしく焼酎がいくつか。妻は、大分の麦焼酎(銘柄は失念)。ローストしてあって、ちょっと香ばしくておいしい。 夕食の後は、温泉。単純泉だそうだが、個人的には好きな泉質。雰囲気もわるくない。 部屋に戻り久住高原ビールのケルシュを飲んだが、いまいち。ビール現場主義では、なかなか高評価だったのに。保存が悪かったのだろうか? そんなこんなで一日目終了。由布院はいいところだ。((東京在住者にとっては、軽井沢があるので、わざわざ高い交通費を掛けてまで行くところか?という話はあると思うが。