初夏の北海道

tearus2006-07-09

早めの夏休みということで、函館、小樽、札幌と回ってきた。全般的に天気が良くなくて、特に函館山の夜景がまるで見られなかったのが残念なところだけれど、美味しいものは食べられたし、なかなか楽しかった。

さて、北海道というと地ビールが盛んなところとしても知られている。今回はビールが苦手な妻と一緒ということもあり、やや控えたものの、それでもいくつか地ビールを飲んできた。
まず、函館では、はこだてビールのレストランで4お種試しと、名前がユニークな社長のよく飲むビール
お試し4種のほうは、いずれもおいしいビールったが、「社長のよく飲むビール」が素晴すぎて、4種のほうはすっかり霞んでしまった。「社長のよく飲むビール」は、上のページによると「ジャパンビアカップ2003イングリッシュダークエール部門での金賞受賞」だそうだけど、スタイルに忠実なビールというわけでもなさそうだ。濃厚でやや甘く、そして、ホップや麦の香りが突出しているでもない、発酵による香りが華やかすぎるでもない、アルコール度の高さとあいまって、香りが複雑かつ調和のとれたエールだった。今迄、ビアフェスでは飲み逃していたこともあり、ちょっと嬉しくなったビールだった。
その「社長のよく飲むビール」にラムを漬け込んだという、「社長のよく食べるジンギスカン」も美味い。
ホテルでは、土産物屋で買った大沼ビールのインディアン・ペール・エールを飲む。これもなかなか。

小樽では、握なか一で小樽ワイナリービールのヘレス、小樽バインで(ワインではなく)小樽ワイナリービールのピルスナー。どちらもスタイルに忠実で、上品なビールだった。
小樽には地ビールメーカが5件あると聞いたが、アレフの小樽ビール、小樽ワイナリービール、北海道麦酒製造、ぐらいしか知らない。海隣丸ビールのようにすでにないものもあるので、それも入れて5つだったのだろうか?

小樽の宿はヒルトン小樽だったのだが、ここは、経営母体がヒルトンじゃないのね。。。(http://www.ishinhotels.com/hotels.html)
ホテルのある、ウィングベイ小樽は、過去、こういう (http://homepage3.nifty.com/carib7/news/h/park-mycal.htm)経緯だったようで、これも関係しているのだろう。

札幌では、札幌在住の友人に会い、彼の紹介でスープカレーの Magic Spice と、Visageというすすきのにある80年代ロックバーへ。
Visage では、その名のとおり、Visage のビデオも流れていてかなり感慨深い。(ほんとか?)自称、電気モノ音楽好きの私だが、そういえば、Visage はあまり聞いていなかったことに気付く。友人は、Visage と Human League の違いが良く分らないと言っていた。最大の違いは、Human League はオネーチャンのコーラスが入る点だが、それ以外の違いは、その場では上手く言葉にできなかった。

最終日、新千歳空港では、ちとせピリカワッカとサッポロクラシックの生。どちらも個性的なビールではないが、うまい。新千歳空港内のレストランでは、多くの店でピリカワッカが飲めるようだ。

まとめとしては、やはり天候が悔まれる。最終日の羊が丘展望台は、非常に景色が良く気持ちよかっただけに。そして、次回があるなら、もっとビール中心の旅をしたい。