[旅行] 会津

遅めの夏休み。車で会津に向かう。

猪苗代、おおほりで天盛そば。お店は古民家。すごく判りにくい場所にあるがけっこう混んでいる。そばは腰が強く、色は濃い目。香りは少な目。
その後、猪苗代湖の遊覧船、天鏡閣、猪苗代ガラス館、猪苗代地ビール館。
このころからちょっと風邪っぽくなる。夏場の疲れと気温の変化にやられたらしい。

地ビール館のビールは4種(ゴールデン・エンジェル、ピルスナーヴァイツェン、ラオホ)。ゴールデン・エンジェルは褐色で下面発酵。ややフルーティ。琥珀エビスに似た感じ、と言えばいいのかな?(であってる?)
4種類楽しみたい人には、各ビール250ml+スモークチーズとクラッカーのセット等がある。
猪苗代ビールは何度か飲んだことがあるけれど、強い個性はないので、あまり覚えていなかった。しかし、現地でじっくり飲むビールはやはり格別。ビールは、どれも優しい味。ラオホですら優しい。飲み飽きしないのでじっくり飲むのにはいいのではないだろうか。個人的にはピルスナーが好印象だった。

レストランの窓からは、稲穂の向うに磐梯山が見える。絶景。つまみも、シンプルながら、わりと美味い。ただ、サービスも含め、観光地の大食堂然とはしているが。

ホテルはリステル猪苗代ウイングタワー。もの凄い大箱。部屋も広い。バブルっぽい。温泉はアルカリ性で、肌はつるつるになる。やや硫黄の匂いがする。
わりと快適なホテルだったれど、設備がやや90年代的か。

翌朝、風邪っぽいので、朝食後すこし横になる。その間、妻はハーブ園へ。
その後、喜多方でラーメン。まこと食堂がお休みで、坂内食堂は行列。風邪で並ぶのが辛かったので、坂内食堂隣の松食堂へ。完成度の高い東京のハイレベルなラーメンに比べると、改善の余地はあるんじゃないかな?とは思うものの、スタイルとしては完成されていて、好みだ。塩辛いチャーシューが特徴的。

その後喜多方ラーメン館で土産を買った後、会津若松へ。本当は蔵めぐりをするつもりだったが、体がだるく、ホテルで休むことに。その間、妻は七日町を散策。絵蝋燭を沢山買ったようだ。

夜になり、すこし元気が出たので、籠太 http://www.kagota.co.jp/ という、居酒屋へ。有名店らしい(まぁ、我々も「るるぶ」見た口なので。。。)。平日なのにすごく混んでいる。
馬刺し、こづゆといった郷土料理や、焼き鳥がうまい!地酒もいろいろ置いていたけれど、体調が悪いので、妻と会津娘(純米吟醸だったかな?)を一合シェアしただけ。会津娘は良い意味でかろやかなお酒だった。

翌朝は、9時ごろから独りで七日町を散策。私の田舎、弘前も戦前の古い町並みが一部残っているが、この七日町はそれ以上。きちんと使われ残っている建物がいくつもある。もちろん、街は既に歯抜け状態ではあるのだが。。。それでもなかなか趣深い。2010年代にこのような街並みがのこっている街というのは、日本ではなかなかないのではないだろうか?
そして、この街は蔵元もいくつかある。鶴乃江酒造、末廣酒造などで、ちょっと買い物をした。この日は車を運転するので、試飲できなかったのが悲しかったが。
会津麦酒の店も探したのだが、見付からない。
後で調べたら既に醸造を終了しているとのこと。残念。
http://blog.livedoor.jp/anagma5/archives/2008-03.html

一点ホテルに戻り、妻と鶴ヶ城会津酒造歴史館などを見学。会津藩津軽藩とは格が違うなぁと思ったり。会津酒造歴史館(宮泉)でも、ちょっと酒を購入。試飲できない分ついつい買い過ぎてしまったようだ。

その後、徳一というそば屋へ。恵日そばという、更科そばと並そばのセットを食べる。そばはやや太めに切られ、やや不均一。会津のかおりというそば粉を使っているという。更科もわりと香り高く、そば自体の味もしっかりはしていた。とはいえ、実は一番印象的だったのは、妻がもらってきたガイドブックの特典の饅頭の天麩羅。さくさくした衣と温かい饅頭がマッチする。意外にこれは旨い。目から鱗だった。

その後、SA等でぶらぶらしながら、東京に帰った。以前乗っていた Alfa 156 は高速道路でものすごく快適だったが、三菱iでもわりと疲れないし、それなりに追い越し加速もできる。横風に気をつける必要がある程度。二人なら長距離の旅行でも軽自動車で十分。それ以上はオーバースペックなんだろうな。もちろん、趣味として車を見た時、156 と i の差はものすごく大きいけど、趣味にどれだけ金を払うか、という問題に帰着しそうだ。

風邪はまだ治っていない。まだちょっと辛い。