トラピスたん


木彫り熊の話題とも関係するのだけれど、北海道旅行でお土産屋をまわって、ちょっと気がついたことがある。それは、木彫り熊と同様に、トラピスト修道院のバタークッキー、バター飴の地位が低下したことだ。
私が小学生のころ、かれこれ30年近く昔の話になるが、函館のお菓子系のお土産の定番といえば、トラピスト修道院のバタークッキーとバター飴だった。
修道院の製品という、なにやらありがたみもあって、修学旅行で函館に行った時は、ほとんどの生徒がどちらかをお土産に買って帰ったものだ。
ところが、だ。最近はお土産も新製品開発ラッシュで、お土産も非常に多様化している。しまいには、函館塩ラーメンキャラメルなんてのもある始末だ。我々観光客にしても、どう考えてもトラピストバター飴のほうが美味いのは判っているのだが、ついつい恐いもの見たさで、函館いかすみキャラメルなんてものに手を出してしまう。幾ら観光客の総数は増えているとはいえ、これでは、トラピスト修道院も現金収入が減り、さぞ困っているのではないかと思う。
そこで、昨今の情勢を鑑み、トラピスト修道院の収入増が見込める新規ビジネスというのを考えてみた。

修道士キャラグッズを売る。

新たに、美形修道士キャラを作って、バター飴等のパッケージでフィーチャー。修道士セバスチャン(仮名)なんて名前も付けて。
人気が出たところで、お菓子の新商品や、紅茶、さらには、定番の根付やヌイグルミを作って売りまくり、さらには、ときどき、新キャラを投入して人気の安定化、長期化をはかる。
それで、神聖で高貴なイメージが受けて女性に大人気、って上手くいきませんかね?
ついでに、トラピスチヌ修道院(女子修道院)にもトラピスたん(仮名)という修道女キャラを作ってもらって、相乗効果を狙うってのは、一部の方には大受けする気がしませんかね?
最終的にはアニメ化を目指すのはどうでしょう、ってのは、もうあきれてものも言えないですかね?
まりもっこりより良いと思うんだけど...

地ビール業界に殴り込み。

ベルギーのScourmont修道院*1から技術導入して、トラピストタイプの地ビールを作るってのはどうですかね?日本の地ビール界では、ベルギータイプのエールはまだまだ少ないので、マニアには売れると思うけど。(対象とするマニアの母数が少なくて商売にならない?)少なくとも旨けりゃオレは買います。
と、まぁ、考えては見たけれど、どっちも市場がニッチでだめっすよね。いえ、思いついたので、書いてみたかっただけです。。。。

*1:Chimay醸造している修道院