アレグリア2

http://www.alegria2.jp
もう大分前になってしまったけど、18の金曜日は、代々木競技場でOasis のライブ*1、じゃなくてアレグリア2へ。
Cirque du Soleil の公演は、以前からフジテレビでずいぶんと宣伝していたので、どうせ、すごく俗っぽいものだろうと、全然興味がわかなかった。ところが、何人かの知り合いが、見てみたら意外に芸術的で面白い、というので、最終公演のチケを取ってみた。
S 席で、ステージの脇のほうだったけど、前から2列目で、なかなか悪くない席だった。
さて、テーマや演目の内容自体は、↑のURLに簡潔かつ的確な解説があるので、そちらを参照して欲しい。
この中で、個人的に一番面白いなと思ったのは、New Russian Bars という演目。特にダイナミックかつ繊細なものだった。他の演目もいずれも単なる「曲芸」の披露ではなく、見て美しいものが多かった。つまり、サーカスだけに、超絶的な技の披露が第一ではあるのだけれど、その技の見せ方に芸術性がある。メインのアクトの背後で演目のテーマを象徴するような踊りや演奏が繰り広げられ、そしてメインのアクトも伝統的なサーカスのそれに加え、バレエや新体操等の技術をも駆使した審美性の高いものだった。
道化師の道化回しも、子供向けとはいえ、なかなか気が効いていた。

素人考えだけれど、やはりこれは、Cirque du Soleil がカナダはケベックに本拠地を置く団体だということが、影響しているのかも?ヨーロッパ的な芸術性と北米ならではのエンターテインメント性や商業主義的側面が高い次元で融合している印象だ。また、日本にやって来たらまた見てみたいと思う。

*1:Oasisがこの日と知らなかったので、若い人が大量に居たので何事かと思った。